「Instagramのフォロワーが伸びない」
「ハッシュタグの使い方が分からない」
「どんなハッシュタグを使えばいいのかわからない」
こんな悩みを抱えている人もかなり多い印象です。
ハッシュタグは、フォロワー以外のユーザーにあなたの投稿をアプローチできる大切なポイントです。ハッシュタグの特徴や使い方を学ぶと、効果的なInstagram運用のヒントがわかります。
そこで今回は、ハッシュタグの正しい使い方とInstagramにおけるハッシュタグの真実をお話ししていきます。
是非最後までご覧いただければ、Instagram運用やハッシュタグへの考え方が180度変わりますので、最後までお付き合いくださいませ。
目次
Instagramの「ハッシュタグ」とは?
そもそもインスタのハッシュタグとは何かご存じでない方のために、ハッシュタグについてご紹介します。

ハッシュタグとは、Instagram上で「#〇〇」で表示されるキーワードのことです。
ハッシュタグは、フィード投稿やストーリーズ投稿に記載でき、フィード投稿には30個、ストーリーズ投稿には10個記載可能です。Instagram内で検索した場合、このハッシュタグが記載されている投稿が表示される仕組みです。また、自分がよく検索するハッシュタグをフォローすることも可能です。
Instagramは検索媒体としても利用されている
2022年現在、Instagramは検索媒体として利用されています。気になっているコスメや、行ってみたいカフェがある場合、従来のようなGoogle検索はしません。Instagramに「#原宿カフェ」「#韓国コスメ」とハッシュタグで検索をするのが当たり前になっています。
このような使い方は、「ググる(Googleで検索する)」から派生して「タグる(ハッシュタグで検索する)」と呼ばれており、令和の新たな検索方法として確立し始めています。
つまり、時代背景を考えると「いかにユーザーが検索しそうなハッシュタグを記載するのか」が、投稿をユーザーにリーチさせるために重要な考えとなるのです。
ハッシュタグの上手な使い方
Instagram運用において、ハッシュタグは使い方次第で、リーチ数やユーザーの反応が良くも悪くもなります。ここではハッシュタグの正しい使い方を解説していきます。
投稿と関連性のあるハッシュタグを使う
投稿する際にハッシュタグを使う場合は関連性のあるものしましょう。
なぜなら、投稿に関連のないハッシュタグを記載すると、リーチ数が伸びにくくなってしまうからです。ハッシュタグ検索するユーザーが増えている中で、関連のないハッシュタグが掲載されていると、検索の精度が低下します。そのため、そういった投稿はユーザーにリーチされないようになると考えられます。
また、ハッシュタグの使いまわしもNGです。使いまわしてしまうと、関連性の低いタグが混ざったり、アルゴリズムにボット判定される恐れがあります。最悪の場合BANされることもあるので注意が必要です。
ハッシュタグは文章に入れる
キャプションでハッシュタグを使用する際は、文章の中に入れると良いです。
ハッシュタグにしたキーワードは色が変わります。その為、キーワードを強調したり、ユーザーを自分が見てほしいタグに誘導したい場合はかなり有効的な施策になります。

スモールタグを使う

ビッグキーワードと呼ばれる投稿数10万件以上のハッシュタグを使った投稿は利用者が多く、常に新しい投稿が更新されます。入れ替わりが激しく、人気表示・タイムライン表示とも上位表示されにくいです。
フォロワーが少ない段階では、1投稿に対してのエンゲージメント率も低くなります。そのため、ビッグキーワードのハッシュタグで人気投稿に表示されることはほとんどありません。
そのため、スモールキーワードと呼ばれる投稿数が5,000〜1万件のハッシュタグも同時に使うことがおすすめです。
例えば、「#カフェ」は2734万件の投稿があります。「#原宿カフェ」は投稿数47万件です。さらに「#原宿カフェ巡り」は1.9万件とキーワードを組み合わせると投稿数が少なくなります。
ビッグワードだけではなく、投稿数が比較的少ないスモールキーワードのハッシュタグも選びましょう。あなたの投稿がフォロワー以外のユーザーに届きやすくなります。
話題性のあるハッシュタグを使う
これは言葉の通り、インスタグラム内で話題のキーワードを設定することを指します。こうすることで、より多くの人に投稿を見てもらえる可能性が高くなります。ただ、投稿内容とハッシュタグに関連性がないと、フォローされにくい傾向にあります。
ハッシュタグ選定では悩まない!
実はハッシュタグはフォロワーを増やすために重要ではありません。ここを多くのインスタ運用者が勘違いしています。
確かに、序盤はアルゴリズムの性質上、発見欄よりもタグから露出することが多いです。
しかし、個々のハッシュタグ露出は狙うことが難しく、バズ(大集客)を狙うのならば、フォロワー外にもリーチされやすい発見欄への露出の方が重要です。
実際に、100万リーチを越す投稿のインサイトを見てみると、ほとんどの流入がハッシュタグ検索ではなく「発見欄」です。

つまり、ハッシュタグ選定よりも発見欄に露出するために時間を費やす方が効率的なのです。
発見欄に露出するには?
そうなってくると気になるのが「発見欄に露出するにはどうすれば」ということです。
まずInstagramのアルゴリズムにおいて非常に重要な2つの指標を理解しましょう。その指標を高めることでより多くのアカウントにレコメンドされるきっかけを作ることが重要です。
ホーム率は30~50%以上が目安
ホーム率はフォロワー親密度を図る指標。この数値が高いほどアカウントの評価が良く、他のユーザーにレコメンドされやすくなります。

Instagramのホーム率は、ホーム(フィード)のインプレッション数/フォロワー数で求めることができます。

ホーム率の基準値はフォロワー数によって変化する
2,000フォロワーまで:30%
2,000~5,000フォロワー:40~50%
5,000~10,000フォロワー:50%以上
ホーム率を高めるには、以下の施策をすると良い。
◎量と質を意識した継続的な接触
◎シグナル収集を積み重ねる
◎プロフィールへ誘導する
◎ストーリーズ、ハイライトの活用
ホーム率を高めるシグナルは以下の通り。
- フィード(フォロワー)からのエンゲージメント
- ストーリーズの滞在時間、スタンプへの反応
- リールの再生数、エンゲージメント
- フィード投稿横にスワイプ、最後まで到達
- プロフィールへのアクセス・アカウント同士の接触時間
- インスタライブの視聴
バズる保存率は2~3%以上が目安
保存率は投稿の評価を表す指標。この数値が高いほど投稿の評価が良く、他のユーザーにレコメンドされやすくなります。

Instagramの保存率は、保存数/リーチ数で求めることができます。

Instagramがユーザーに投稿をレコメンドさせるアルゴリズムとして、ユーザーの滞在時間が伸びる投稿であることが挙げられます。エンゲージメントにも種類(いいね・コメント・シェア・保存)があり、エンゲージメントの中でも保存が最も重要視されています。

また、保存されやすい投稿というのは、Instagramが多くのユーザーに見せたい投稿と言い換えることができ、発見欄などでレコメンドされやすいのです。結果としてリーチ数を増加させることができるという流れになっています。
保存を促すには、以下の施策をすると良い。

◎ペルソナに合った続きが見たくなる投稿
◎見返したくなるような投稿
◎ユーザーの感情を刺激する投稿
◎保存を誘導する投稿
Instagram運用ではハッシュタグ選定よりも、発見欄に載ることを目指そう!
今回の記事では、ハッシュタグの事実について解説してきました。
Instagram運用において、ハッシュタグ選定の重要度は高くありません。大事なのは、ユーザーがまた見たい・保存したいと思ってくれるような質の高い投稿やフォロワーをファンにするようなアカウント設計ができるかです。
そして、バズる目安の数値を基に分析していくことで、再現性高くフォロワー数を増やしていくことが可能になります。
もちろん、今回の記事でお伝えしたことが、Instagram運用の全てではありません。実際にはもっと複雑なアルゴリズムがあり、Instagram運用で抑えるべきポイントは複数あります。
さらに詳しく知りたい、フォロワーを増やして稼いでいきたいという方は以下の資料を無料プレゼントしていますので、ご活用くださいませ。

◎ホーム率(アカウントの評価)
◎保存率(投稿の評価)